ジェルネイルアートデザインの基本
チップを使ったジェルネイルの作り方 〜中級編〜
今回使用した商品
1. 付け爪をつける場合、エメリーボードや180Gファイルで自爪をぎりぎりまで削っていきます。
2. プッシャーとニッパーを使い、ルーススキンの除去や甘皮の処理をします。180Gのファイルで爪の表面を軽く削ります(これをサンディングといいます)
3. 爪の繊維に逆らうようにファイルを左右に動かします(削りすぎに注意しましょう)。 全体に曇りを確認したら、ダストをはらいエタノールで消毒します。乾いたらプライマーを塗り乾かします。
4. サイドの大きさを合せてグルーでチップを装着します (小さいチップを選ぶと取れやすくなります。 少し大きめを装着しても、サイドが合うようにカットして調整することができます。)
5. チップカッターで長さを調整します。 チップ先を指で押さえるとチップが飛びません。
6. グルーが乾いたらチップを装着した部分の段差をなくし、全体を100Gor180Gのファイルで軽く削ります。エタノールで消毒します。
7. エタノールが完全に乾いたら、甘皮の部分を残し、爪先に向けてクリアジェルを塗布します。ポイントはカラーを塗る要領で筆をねかせ、力を入れすぎないことです。サイドもしっかり塗れているか確認します。
8. 指先をUVライトに30秒ほど入れます。
9. グリッターとクリアジェルをまぜます。先端のフレンチ部分にのせます。
10. 先端のフレンチ部分にのせます。
11. UVライトに30秒ほど入れます。(グラデーションを作る場合、ラメを中央から先端に塗りUVライト、次にやや上部から先端に塗りUVライト、最後に先端部分に塗りUVライトに入れます。デザイナージェルを使ってのカラーグラデーションも同じやり方です )
12. クリアジェルを塗ってハイポイントを作っていきます。UVライトで3分硬化させ、エタノールまたは市販のイソプロピルアルコールでふきとります。※コットンを新しい面に変え1本づつふきとります。コットンにジェルがついたままですと、曇りの原因になります。
13. サイド、先端を削り、形を整え、引っ掛かりがないか確認します。
14. できあがりです。
チップを使った、ホワイトフレンチ、ジェルチップオーバーレイのやり方
1.チップをサンディングします。
チップの表面を180Gファイルでサンディングし、ダストはワイプで取り去ります。 チップを爪に装着した後にサンディングすると、はみ出したグルーや爪の段差にダストが付くため、装着前にサンディングします。
(サンディングしすぎるとスマイルラインがぼやけてしまうので、注意して下さい。)
2.チップを装着します。
グルーでチップを両サイドをしっかりおさえて装着します。
使用したグルー:NfA NO WHITE ブラシオンネイルグルー 7g
3.チップの形を整えます。
チップカッターで長さをカットし、180Gファイルでチップの形を整えます。
しっかり、消毒、プレプライマーを乾かしてから塗布して下さい。
4.全体にラプチャーハードジェルを塗布します。
-36Wライトで仮硬化10〜15秒-
5.シール、ホログラムをはります。
-36Wライトで仮硬化10〜15秒-
6.トップにハードジェルを塗布します。
強度を付ける為、チップを装着した部分にジェルを塗布しハイポイントを作っていきます。
左右にジェルが流れ過ぎてしまった場合は手のひらを返します。こうすることで、重力を利用してジェルを中央に集め直すことができます。
-36Wライトで2分硬化-
7.形を整え、ミラクルシャインでふき取り出来上がりです。
ショートネイルの場合は、ジェルをハードジェルの代わりにソフトジェルを塗布して作成することができます。
チップの選び方と付け方
〜チップの選び方〜
チップは写真のようにツメのカーブにぴったりと合ったものをお選びください。
写真のようにフラットなツメにカーブの強いチップですとすき間が出来てしまいます。
合っていないものをつけてしまうと、チップが外れやすくなります。
左の写真はチップが小さすぎます。
小さいと横からヒビが入り折れることがあります。
はみ出ている部分はファイルで削って形を整えることができるので、左の写真のように少し大きめのチップを選びます。
〜チップの付け方〜
1.チップ表面の根元部分をファイルで削ることにより、ツメの上に乗せる部分を薄くし、装着しやすくします。
ファイルは180Gを使用しています。
2.削ったチップです。
3.チップの裏側のツメにのせる部分(2,3ミリ)にグルーをつけます。
つける時はグルーが他の部分に流れないようにつける部分を下に向けてつけます。
グルーNfA NO WHITE ブラシオンネイルグルー 7gを使用しています。
4.チップをつける際に空気が入らないように、斜めに空気を逃がしながら貼ります。
5.チップはツメの先端から2、3ミリのところに重ねてつけます。
チップの種類によって裏側に溝のあるものは溝に合わせて重ねてつけます。
6.チップの両端は浮きやすいので、固まるまで押さえます。
速乾性のグルーは早く固まりますが、グルーの種類によって固まる時間が違います。
押さえても両端が浮いてしまう時はグルーを流し込んで再び押さえます。
7.チップカッターで長さを調節します。
チップを指で押さえるとチップが飛びません。
8.チップを好きな形に整えてツメとの段差を削ります。ホワイトチップでフレンチネルをする場合はスマイルラインが分かりづらくなってしまうので、削りすぎないように注意して削って下さい。
ファイルは180Gを使用しています。
9.出来上がりです。
フローター(自爪用ジェルネイル)の作り方 〜初級編〜
1. エタノールなど市販の消毒液を不織布に染み込ませ、手指・爪表面を消毒します。
2. エメリーボードを一定方向に動かし、爪の長さ・形を整えます。
※ 左右に動かすと二枚爪になってしまいます。
3. ストーンプッシャーで甘皮部分をやさしく押し上げ、甘皮付近の爪表面に付着している薄皮(ルーススキン)をくるくると小さく円を描くように回しながら除去します。(甘皮処理)
※ 甘皮が張り付いて取れない場合は、お湯などでふやかして、甘皮を柔らかくしてから行ってください。削りすぎますと爪や甘皮を傷つける場合がありますのでご注意ください。
4. ホワイトブロックを左右に動かして、爪の表面全体のツヤを消すように軽く削り、ジェルの密着を良くします(サンディング)。
5. 削った後の粉(ダスト)を取り除きます。消毒液を不織布に染み込ませ、爪表面をしっかりと消毒した後、完全に乾かします。(プライマーをご使用になる場合は、この後に薄く塗布して完全に乾かします。)
※ ダストが残っていると表面にブツブツが残ってしまいます。しっかりとダストを取り除きましょう(ダストオフ)。
6. アシッドレスプライマーは、薄く塗布して完全に乾かします。
7. エンジェルソフトジェルビルダークリア(ビルダークリア)を塗布していきます。 筆先の3分の1ほどにジェルをすくうようにとります。
※ ジェルをUVライトのそばには置かないでください。固まってしまいます。
8. 皮膚に付かないように注意しながら均一になるように爪全体に塗布します。
9. 爪の先端(エッジ)部分に引っかけるように塗布すると先端からはがれにくくなります。
※ ジェルを塗った筆は、UVライトのそばに置くと固まってしまうので、UVライトの当たらないところに置くようにしましょう。また、太陽光などの紫外線でも固まってしまうので注意して下さい。
10. ウッドスティックの先端を使ってはみ出したジェルを取り除きます。ジェルの量が多いと流れてしまい、皮膚に付着するので注意しましょう。
11. 36Wで約2分硬化します。ライトが均一に当たるように注意しながら硬化して下さい。
12. ピュアパールはエンジェルクリアジェルと混ぜたものを塗布し、36Wで1分硬化(仮硬化)します。
ピュアパールのついた筆は、キッチンペーパーできれいに拭き取ってください。
ポイント. ピュアパールは少量で発色がよいので少しずつ混ぜ、お好みの色を作りましょう。
13. ドライフラワーシールを貼ります。ピンセットでシールを取り、好きな位置にシールをのせ、上からしっかりと押さえます。ピンセットがなければウッドスティックを使用し、シールをのせましょう。
※シールの粘着面に指紋などが付くと粘着力が弱まります。必ずピンセットかウッドスティックを使用して下さい。
※シールの位置が端すぎると爪のカーブに合わず、シールが浮いてくるので注意しましょう。シールの密着が悪い場合は、ウッドスティックで押さえながら硬化していただくか、未硬化ジェルを拭きとった後、シールを貼って下さい。未硬化ジェルの拭き取りは16をご覧下さい。
14. 全体にクリアジェルを塗り、ストーンをのせます。36Wで1分硬化(仮硬化)します。
15. 全体にエンジェル ソフトジェル クリアを塗布し、硬化します。シールを完全に覆うように少し多めの量を筆にとり、乗せるような感じの軽いタッチで塗布していきます。
※ストーンの上にクリアジェルをのせすぎるとカット面が消えてしまうため、スティックなどで余分なジェルを取り除くとストーンの輝きが残ります。
※筆で触りすぎると気泡の原因になるので、ジェルが自然に平衡へと戻ろうとする特性(セルフレべリング)を活かしましょう。
16. 不織布にミラクルシャインジェルクリーナーを染み込ませ、力を入れずに表面の未硬化ジェルを拭き取ります。
17. 出来上がりです。ご使用後の筆は、キッチンペーパーできれいに拭き取り、キャップをして紫外線の当たらない場所に保管して下さい。
※ジェルが残ったまま保管すると紫外線によりジェルが硬化し筆が固まってしまいますので注意して下さい。
ジェルの除去(オフ)
1. ファイル180/180を使用し、爪表面に傷入れをし、ジェルリムーバーが浸透しやすくします。
2. 爪の大きさぐらいに折りたたんだ不織布にジェルリムーバーを浸し、爪の上に乗せます。
3. 10cm角位にカットしたアルミ箔でジェルリムーバーが揮発しないように指先を包みます。
4. 20分程そのまま置きます。
5. アルミ箔をはがし、ウッドスティックで浮いてるところからジェルを優しく押し上げて取り除いていきます。※一度で取れない場合は2〜4を繰り返して下さい。
フォームのつけ方
1. 真ん中のシールをはずして、フォームの裏に写真のように貼り付けます。フォームに厚みを出し、硬くするとCカーブを形作りやすくなります。
2. 先端部分を写真のように曲げてCカーブを作るように軽く型をつけておきます。
3. イエローラインに沿うように、まず両サイドを差し込みます。
4. 奥まで差し込みます。
5. 爪のイエローラインとフォームのカーブが合っていない場合は、フォームをハサミでカットして合わせて下さい。
6. 正面から見て、フォームと爪の間に隙間ができないように全体に差し込みます。
7. 横から見た時、爪とフォームがまっすぐになるようにします。
8. 先端の接着面を貼り合わせて完了です。
9. ずれないようにぴったりと貼り合わせましょう。
先端の接着面に切り込みを入れ、折ると取れにくくなります。
トレーニングオフの使い方
今回使用した商品
1. 自爪にトレーニングオフを塗ります。完全に乾くまでお待ち下さい。
゚・* ワンポイントアドバイス゚・*
繰り返し塗ることにより、よりはがしやすくなります。
2. しっかり乾いたらジェルやミクスチャーで人工爪を作る練習をします。
今回は練習にジェルを使いました。
3.練習後はウッドスティックなどで人工爪を根元から押し上げてゆっくりとはがしてください。
バッフィングの方法
今回使用した商品
1.プッシャーとニッパーで甘皮を処理後、ブラックエメリーボードで爪の長さを整えます。
2. Prime スポンジファイル 220/280で爪の縦の線をとります。先に220の面でファイルをかけ、280の面で整えます。(けずりすぎないように注意してください)
3.ダストをダストブラシでとります。
4.2WAYバッファーで磨きます。先にみどりの面で磨き、仕上げに白の面で磨きます。
アクリルスカルプチュアで長さ出しをする方法
1、プッシュアップし、甘皮を処理します。
2、フリーエッジを短く整え、サンディングします。
3、フォームを装着します。
※フォームの装着の仕方はこちら
4、アシッドレスプライマーを爪全体に塗布します。
5、ブラシの先にミクスチュアを取ります。
1つ目、フリーエッジ部分に作りたい長さで作ります。
2つ目、ハイポイントを作ります。
3つ目、キューティクルラインを作ります。
6、固まったら、Cカーブスティックでピンチをいれます。
※ピンチ・・・アクリリックネイルが固まる直前に両サイドを強く押しつけることでCカーブの形を整え、折れ難い爪を作るための作業。
7、フォームを取り、もう一度Cカーブスティックでピンチをいれます。
8、粗目のファイルで形を整えます。
9、220Gのスポンジファイルでキメを細かく整え、シャイナーで磨いたら完成です♪
アクリルスカルプチュアでチップオーバーレイをする方法
1、プッシュアップし、甘皮を処理します。
2、フリーエッジを短く整え、サンディングします。
3、チップ合わせをします。
サイドをファイルで削って、爪の幅に合わせてください。
4、チップオン
自爪部分を消毒し、表面が乾いてから自爪と重なる部分のみグルーを付けて装着します。
※空気が入らないようにつけ、グルーがはみ出ると皮膚に引っ付いてしまうのでグルーを付け過ぎないようにように注意して下さい。
5、グルーが乾いてから、お好みの長さにチップカッターでカットします。
6、150〜180Gのファイルでフリーエッジを整えます。
7、以降はフォームでの長さ出しと同じ方法で、完成です♪